レイキは世界でどう活用されている?— 海外の事例を紹介しながら考えてみた

「レイキは日本発祥」と言われていますが、実は今、アメリカやヨーロッパの病院や福祉施設でレイキが取り入れられていることをご存じですか?
今回は、いくつかの海外記事や情報サイトを参考に、西洋でのレイキ活用事例についてまとめてみました。
アメリカの病院で、レイキが補完療法として導入?
アメリカでは、実際に多くの病院でレイキが補完代替医療(CAM)として導入されています。
例えば、以下のような実例が報告されています:
- ニューヨークプレスビテリアン病院:痛みの軽減や不安の軽減を目的としたレイキヒーリング
- ペンシルバニア大学のエイブラムソンがんセンター:がん患者のサポート治療として
- ジョンス・ホプキンズ病院:アメリカ最高水準の医療機関でも正式採用
- メイヨー・クリニック:全世界で800の病院と医療施設がレイキを採用(同クリニック発表)
もちろん、これはすべての病院で実施されているわけではありませんが、「代替療法の一つとしての認識」が広がってきている証と言えそうです。
レイキの体験者・施術者への大規模アンケート
米国のレイキ団体「Reiki.org」では、レイキセッションの効果について1,400人以上を対象に調査した結果を掲載しています。
その結果、次のような報告がありました:
- 体の痛みが軽減したと感じた人:89%
- ストレスの軽減:94%
- 精神的な平穏の増加:87%
- レイキ後によく眠れるようになった:86%
もちろん主観的な感覚ではありますが、体験者の多くが「何らかのポジティブな変化」を実感しているという点は興味深いですね。
医療との共存を目指すレイキ
理学療法士さんが書かれた記事では、医療の現場に携わる立場から、「レイキが西洋医学にどう補完的に作用するか」について以下の可能性が挙げられています:
- 副作用がないこと
- セルフケアとしても使えること
- 高齢者やがん患者のQOL向上にもつながる可能性があること
日本でも静かに広がる動き
海外での認知度と比べて、発祥地である日本では意外に知られていないレイキ。これには戦後のGHQによる代替医療禁止政策が影響していると言われています。
しかし、最近では日本でも少しずつ医療現場での導入が始まっているようです
科学的な検証について
ここで大切なのは、「科学的な証明」と「実際の活用」は別の話だということです。
厚生労働省の統合医療サイトでは、レイキについて以下のように記載されています:
- 「いかなる健康上の目的においても、その有効性は明確に示されていません」
- 「質の高い研究がほとんどなく、結果に一貫性がありません」
- 「一般的に安全であるように思われます」
つまり、「害はないが、効果の科学的証明はまだ不十分」というのが現在の公式見解です。
もうちょっと理解が進むと嬉しいですけどね。
信じるかどうかではなく、「知っておく」ことが大切
私がこの記事を書いたのは、「レイキを信じて!」ということではありません。
むしろ、「世界ではこういう現状がある」という事実を、フラットに知ってもらいたいからです。
海外の病院で導入されている事実もあれば、科学的証明が不十分という指摘もある。どちらも事実です。
その上で、「自分の心と体がどう感じるか」を大切にしてほしい。
信じる・信じないではなく、「体験してみて、自分にとってどうか?」という視点で考えることが、一番誠実なアプローチなのかもしれません。
参考情報:
- 厚生労働省 統合医療情報発信サイト
- Pen Online「日本のレイキヒーリングが”Reiki”となってアメリカで注目!」
- In Deep「ジョンス・ホプキンズ病院やメイヨー・クリニックなどアメリカの最高位クラスの医療施設で「レイキ」が正式な治療プログラムとして次々導入」
- 各病院・医療機関の公式情報
この記事は2025年7月現在の情報に基づいて作成しています。医療に関する判断は、必ず医療従事者にご相談ください。