第2回|失敗を資源に変えるストーリーテリング

maki

ティーチャーやヒーラーとして人前に立つとき、
「失敗したらどうしよう」という不安は誰もが抱きます。

でも、失敗は避けるものではなく、伝える力に変えられる宝物です。
人は「成功談」よりも「失敗からどう立ち上がったか」に強く共感します。

ストーリーテリングの力を使えば、あなたの体験そのものが、受講生や周りの人の勇気になります。

2. ストーリーテリングの基本ステップ(3部構成)

  1. つまずき(失敗の場面)
     例:「最初の練習会では全然エネルギーを感じられなくて…」
  2. 気づき(そこから得た学び)
     例:「でも、続けていたら“感じようとしない方が流れる”とわかってきた」
  3. 今(その後の成長や変化)
     例:「今は、同じように悩む人に“安心して大丈夫”と伝えられるようになった」

👉 失敗をただの愚痴にせず「学びの種」に変換するのがコツ。

3. 具体的なストーリーテリング例文

  • 例1
    「最初は全然感じられなくて、不安で人のまねをしていました。
    でも、“感じなきゃ”という力みを手放したときに、自然に温かさが広がったんです。
    だから今、不安な人がいても“焦らなくていい”と心から伝えられます。」
  • 例2
    「アチューンメントを受けた直後、眠くて仕方がなかったんです。
    “私だけおかしいのかな”と思ったけど、実はエネルギーの調整が起きていたと後で知りました。
    その経験があったから、今は受講生の体験を安心して見守れます。」

4. ワーク

Step1|自分の失敗を書き出す

「恥ずかしかったこと」「うまくいかなかったこと」を正直に。

Step2|そこから得た気づきを探す

「その経験から学んだこと」を1つ以上書く。

Step3|未来につなげる言葉にする

「だから今、私は〇〇できる」という形で文章に整える。

5. ワークシート構成イメージ

タイトル:「失敗を資源に変えるストーリーテリングワーク」

  1. 私の失敗体験は?
     (記入欄)
  2. その体験から得た気づきは?
     (記入欄)
  3. その気づきを今どんな形で人に伝えられる?
     (記入欄)
  4. 完成したストーリー(3部構成で書いてみよう)
     (大きめ記入欄)

6. まとめメッセージ

失敗は「自分が未熟だった証拠」ではなく、
「人に寄り添える力をくれるギフト」です。

あなたの小さなつまずきが、誰かにとって大きな勇気になります🌸

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